- 2023年11月29日PFOS及びPFOAの分析をお請けしています
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有機フッ素化合物の中で、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物を総称して「PFAS」と呼び、1万種類以上の物質があるとされています。
PFASの中でも、ペルフルオロオクタンスルホン酸「PFOS」、ペルフルオロオクタン酸「PFOA」は熱や薬品に強い性質を利用して幅広い用途で使用されてきました。
PFOS、PFOAには、難分解性、高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、環境や食物連鎖を通じて人の健康に影響を及ぼす可能性が指摘されています。人への具体的な影響については、コレステロール値の上昇、発がん、免疫系との関連が報告されていますが、どの程度の量が身体に入ると影響が出るのかについてはまだ確定的な知見がなく、現在も国際的に様々な検討が進められています。
2020年、厚生労働省は、水道水のPFOS、PFOAを水質管理目標設定項目に位置づけ、当時の科学的知見に基づき安全側にたった考え方を基に、PFOSとPFOAの合算値で50 ng/L 以下とする暫定目標値を定めました。
当センターでは、PFOS、PFOAが水質管理目標設定項目に定められた当時から、
LC-MS/MS法を用いて分析を行っております。
分析のご依頼などございましたら、遠慮なくお問い合わせください。